top of page
検索
執筆者の写真宮田紗希

金属工芸オタクが刀について語ります

目次

1. 刀を選んだ理由

2. 刀の簡単な説明

3. 刀の時代背景と職人

4. 刀から発展した事

5. 参考・引用


1. 刀を選んだ理由

 金属素材ならでは色と磨かれてできた光沢が美しいです。

また、日本独自に発展してきたの手技がかっこいいです。

2. 刀の簡単な説明

・ものについて

 「刀とは、武器として用いる刃物。」(大辞林より)

・作り方について 

 制作には、最初1300度で加熱した2種類の鉄を組合せ,これを打延ばしてたたきます。次に、3㎏から1㎏になるまでたたきながら不純物を取り除いていきます。最後に、砥石で研いで刃をつけます。



(作るところが熱い!刀は湾曲より直線の方が、作りやすいですよ。交互に同じ回数打てば真っ直ぐ出来るのに、曲線の形を打ち出すなんて大変なことです。そして、研ぎも真っ直ぐだと横にずらして全体研げます。真っ直ぐでも大変なのに、湾曲してるものなんてどうやるんですか…。強い武器を作るためにそこまで手を込めるんですよ。)

※作り方を詳しく知りたい方におすすめのサイトを最後に載せてます。


3. 刀の時代背景と職人

・(石器~戦国)

 刀は元々、狩りの道具であった刃物であり、時代とともに戦の武器として変化していきました。そして、武士の世の始まり鎌倉幕府で、幕府からの支援によって刀が発展していきました。そこでは、戦に勝つためにより強い武器を求められます。そのため、簡単に折れない、切りやすい、持ち運びやすい、使い勝手のいい日本刀が作られました。

(実際に、殺陣で使ってみると、腕を動かす導線と刀の曲線が合っていることが分かりました。また、すぐに取り出しやすく、振るだけで切れそうでした!)



・(江戸)

 江戸時代で、豪華な装飾が施された刀がたくさんあります。武士の生活の本領を発揮する場は、戦闘です。それゆえ、戦の衣装を凝らし、戦で名をあげるため、晴れ姿の衣装の必要があったという原因が一つの説であります。

武士の装飾美の要求に対して、多くの刀鍛冶以外の工芸家たちも装飾品を作るようになりました。これによって、工芸技術の成長にもつながったといえます。

(工芸をやる身としては、江戸あたりの豪華絢爛な装飾を見るのが楽しいです。)



《粟穂図大小揃金具》荒木東明作 日本・江戸時代 19世紀 個人蔵(光村利藻旧蔵)


・(現代)

 現代、刀は美術館や博物館で飾られるような美術品となりました。それらは、有名な刀鍛冶の刀であるのがほとんどです。大名などの有力武将に命じられ生産していきました。そして、刀は名誉として大名から家臣へ、家宝として親から子へ守られながら現代へ受け継がれてきたのです。

(きっと当時は、ブランド品のように扱われ、それだけで財産にもなったのでしょう。今も、国の宝になってますね。ぜひ、刀を直接見に行ってください。博物館、美術館についてのサイトは最後に載せています。)


4. 刀から発展したもの

・剣術…日本における刀剣で戦う武術である。

・剣道…日本の剣術を競技化した武道。

・剣舞…伝統的な踊りの一種。

・殺陣…演劇・映画・テレビドラマで俳優が格闘シーン時に素手素足もしくは武器を用いた演技を指す用語。

(Wikipediaより)


5. 参考・引用

(参考)

 ・日本美術史 (著 水尾比呂志)

(引用)


・作り方を知りたい人へおすすめのサイト

http://swordsmith-fusayuki.com/tsukurikata2.html 「福留房幸日本刀鍛錬場」

・刀のある博物館・美術館を知りたい人へおすすめのサイト

https://www.touken-world.jp/religious-building/ 「バーチャル刀剣博物館 刀剣ワールド」

閲覧数:37回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page